お茶の製造工程は荒茶までを作るA)製茶工程と、再製と言われるB)仕上げ工程の2つの工程に分けられます。

個性が光る自園茶の製造
自園茶の製造工程の調整は園主の判断により決定されます。特に「蒸し」の工程は、香り、風味、水色(すいしょく)に大きな影響を及ぼし茶園の個性が象徴される重要な工程です。蒸し時間の長さは各茶園によって異なります。自分の地域のお茶の良さを引き出す蒸しの方法、こういうお茶を作りたいという園主の思いにより蒸しの時間が決められています。栽培の意図が茶づくりに存分に生かされているのが自園茶の良いところです。


1.生葉保管器
摘採した生葉はコンテナに入れ冷風保管し、すぐに製茶されます。

2.蒸熱工程(じょうねつこうてい)/蒸す
日本の緑茶は「蒸す/蒸気をあてる」ことによって生葉の酸化醗酵を止める不醗酵茶です。お茶の最終的な味を決定させる大変重要な工程で微妙な調整が行われます。葉の新鮮さを閉じ込め、日本茶特有のみずみずしい味わいが引き出されます。 浅蒸しから深蒸しまで、蒸し時間の長さは各地域茶園により異なります。蒸された生葉はすぐに冷却します。

3.粗揉工程(そじゅうこうてい)/乾かして揉む
「粗揉機」では葉を振るいながら熱風で乾かします。(これを「葉打ち」と言います。)そして揉みながら熱風で乾燥させます。さらに葉を熱風の中で攪拌し柔圧することによって、葉の各部分の水分を均一にし能率よく乾燥させます。(約50分)

4.揉念工程(じゅうねんこうてい)/揉む
次に「揉捻機」で、手のひらで丸く包むように揉みます。葉にヨリをかけ、成分が抽出されやすいように細胞を破壊します。(約20分)

5.中揉工程(ちゅうじゅうこうてい)/乾かして揉む
次に「中揉機」で乾かして揉みながら更に乾燥を進めます。回転する中揉胴の中で攪拌しながらへらで茶葉に圧力をかけ、熱風により水分を蒸散させます。(約40分)

6.精揉工程(せいじゅうこうてい)/乾かして揉む
「精揉機」では、機械の底面を熱し、葉の内部の水分を揉みながら乾燥させ、葉の形状を整えます。時間をかけて柔らかく揉みあげます。(約40分)


7.乾燥工程(かんそうこうてい)/乾燥させる
精揉機から出た茶葉は約13%の水分を含んでいます。乾燥工程では茶葉を貯蔵できるようにするため、約5%の水分含有量になるまで約80℃の熱風で約30分乾燥させます。これで「荒茶」の完成です。荒茶は冷蔵保管され、年間の出荷に合わせて仕上げられます。
※「新茶」はすぐに仕上げ工程を行います。ういういしいこの時期ならではの香りが楽しむことができます。






1.選別(せんべつ)
「荒茶」は茶葉の大きさがふぞろいなので、篩いで分けたり、切断したりして形を整えます。


2.風力選別(ふうりょくせんべつ)
「風力選別機」で更に精度の高い選別をします。


3.色選(しきせん)
「色選機」で緑色以外のものを取り除きます。


4.火入れ(ひいれ)
最終的な仕上げの火入れをしてお茶が完成します。


5.計量、袋詰め
計量、袋詰めをして商品が完成です。